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シンポジウム

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地球環境危機下で「いかに生きるか」を考えるシンポジウム開催!

2023-05-27
地球温暖化による豪雨や干ばつ、森林火災など自然災害が世界各地で発生し人々の暮らしや命を脅かしています。こうした地球環境が危機に瀕する状況の中、「いかに生きるか」を考えるため5月27日(土)、当事業協会は森びとプロジェクトとシンポジウムを共催、目黒さつきビル会議室とZoomによるオンラインに、北は北海道、南は九州から計150名が参加しました。
 森びとプロジェクト桜井勝延代表の主催者あいさつ後、4名のパネラーより異常気象に脅える現場の生の声を報告していただきました。
 秋田県で農業を営む田口則芳さんからは、豪雨や土砂崩れにより田畑や果樹園が泥に浸かるなど温暖化による農業被害状況と、地域環境が変化する原因として、快適さを求める私たちの暮らし方、社会の仕組みについていま一度考えなければならないと報告を受けました。
 2人目は、JR東日本で働く矢野雅之さん。体温を超える高温下で駅構内の除草作業の問題点を指摘し、作業者は命にかかわる温度の中で作業をしていることに無自覚だったこと。命よりコストカットが優先される企業風土と労働者保護の労働環境や法整備の必要性を報告されました。
 3人目の鈴木陸郎さんからは、温室効果ガス排出削減に逆行する石炭火力発電所建設中止を求める裁判を地域住民と共にたたかい、学習会や報告会、セミナーなどの広報活動を通じて漁師や若者、市民が参加したたかう基盤と行動をつくり出してきた報告をいただきました。
 4人目の群馬県樹徳高校OBで名古屋大学4年生の神田涼さんからは、足尾銅山跡地での植樹体験から森の大切さを学び、温室効果ガス吸収源である森を元気にすることや経済活動を抑え排出を削減することなど未来を生きる若者からの問題提起をいただきました。
 
 その後、各パネラー報告に対して18名の参加者から意見や質問をいただきました。
 詳細は、別に報告します。
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