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エコ散歩

エコ散歩

冬の自然教育園を散歩。小鳥がさえずり、早春の草花が迎えてくれました。

2024-02-17
森のお話し
フクジュソウ
セツブンソウ
ふきのとう
水辺でくつろぐモズ
ハンノキの花穂
 初めての真冬の開催です。2月17日、春一番が吹いた後の暖かな日和の下でのエコ散歩では、自然教育園の奥に広がる「武蔵野植物園」から観察をスタートしました。
 森の中を小鳥が飛び交い、木の上から“さえずり”が聴こえます。足元の草地を観ると、白く可憐なセツブンソウや鮮やかな黄色のフクジュソウが咲いていました。
 水生植物園に移動すると、水辺に降りる階段脇にフキの葉が広がり、よく見るとフキノトウが顔を出していました。雪解けの山の麓で見かけるフキノトウを東京で見ることができて、長きにわたり守られてきた森の豊かさを感じました。
 水生植物園ではハンノキが花穂を垂らし、アゼスゲ、カサスゲ、ススキとオギの違いや綿のようなヒメガマの穂、マユミの冬芽を観察しました。
 ガイドの中村幸人東京農大名誉教授より、『氷河期の時代、日本列島はたくさんの種の避難場所となっていたために、現在は多様な種が存在するホットスポットになっている。これからくる気候変動に対しても、大陸と違い変動幅の緩い日本は人類にとっても、より生き延びるチャンスがある環境だ。』と説明を受け、日本の豊かな森林と東京に残る貴重な森の大切さを感じ取る散歩となりました。
 
 
 
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