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エコ散歩

エコ散歩

森に生かされていることが実感できるエコ散歩in東京

2022-11-12
秋空が広がる11月12日、森びと植生アドバイザーで東京農業大学の中村幸人名誉教授のガイドで、国立科学博物館附属の自然教育園を歩きました。
 森の観察に入り、動けない植物がどうやって移動するのか。鳥が実をついばみ種を空から落としていく。カギ爪をつけた実が動物に引っ付き森を移動する。そんな植物の知恵を実際に植物に触れて見ていきました。
 世界の中でも、日本ほど豊かな植生に恵まれた場所はないと言います。砂漠では森を守ろうとしても守ることは困難であり、日本だからできることなのです。
 私たちが森を守る一番の方法は、とにかく壊さないことなのかもしれません。
 森が森であるということは多様性が高く、さまざまなものが平衡して安定しているということ。人の技術よりはるかに太陽エネルギーを効率よく取り込み、豊富な有機物を作りだすことで多くの命を支えています。多くの恵みを与える森、私たちはもっと自然から学ぶ必要があるようです。
 多くの生物の命のゆりかごとして、ヒートアイランド東京・都心に残る貴重で大切な森を歩き私たち生物は「森に生かされている」ことを実感することが出来ました。(2022年11月12日)
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