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森の観察

森の観察・調査・研究

「観察の森」では幼木と草の競争が始まりました。

2023-06-29
 6月29日(木)、足尾「観察の森」の生長観察を行いました。梅雨の恵みの雨と晴れた日の植樹地の気温は25度~30度に上がり、幼木の背丈を超えるほどの下草が植樹地一面を覆うように生えていました。
 むき出しだった地面が草に覆われることで、表土の流出と乾燥を防ぎ保水力を高めます。昨年10月に植えたサクラやカエデ、シラカバ、ハンノキなどの幼木は樹高70cmほどに生長していました。栗の幼木には小さな花が咲き始めました。草花が生えることで、トンボや蝶が森の中を飛び回っています。地中ではミミズやササラダニなどの土壌動物が枯草や落ち葉を食べて分解し土づくりをしていることでしょう。木を植えることで荒廃地に生態系が蘇り始めたと感じられる観察となりました。
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