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森の観察

森の観察・調査・研究

厳しい足尾の冬に耐え、芽吹いた幼木の観察を行いました。

2023-05-03
 5月3日(水)、足尾銅山の煙害により廃村となった旧松木村跡地。河川敷の砂地や赤土、湿地など、その土地に適した樹種を植え、草や苗木の生長や移り変わりを観察し「植物遷移」を調査する植樹地を観察してきました。
 昨年10月1日、2日に植樹が行われ、厳しい足尾の冬に耐えて幼木が芽吹くのか心配でしたが、春の到来と共に草が生えだし、サクラやモミジ、カツラなどの幼木たちが元気に葉を広げていました。 
 気候変動による豪雨が河川を増水させ、河川敷の土砂を削り取っていきますが、木々の生長にともない根が広がり土壌の流出を抑え、少しづつですが温室効果ガスを吸収してくれます。各植樹地の下草の違いや幼木の生長など引き続き観察を行います。
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