森の観察・調査・研究
雪に覆われた「松木郷」。寒さに耐え春を待つ木々を観察
2026-02-08
2月8日(日)、強い冬型の気圧配置が続き、上空の強い寒気が南下し日本海側は大雪となり、関東でも雪となりました。足尾「松木郷」への入口となる「足尾ダム」に近づくと(写真①)松木の山々は雪をかぶり、空は灰色の雲に覆われています。
日光中禅寺湖を源流とする久蔵川(写真②)は全面雪に覆われていました。森びと広場(写真③)に到着すると10時の気温はマイナス3度でした。
生き物たちは森に隠れているのか、鳴き声も聞こえず静かです。「観察の森」の木々(写真④)も寒さに耐えていました。葉を落とした幼木がポツンぽつんと雪から顔を出しています(写真⑤)。葉をつけている時は木々同士が競争し賑やかな感じでしたが、葉を落とすと樹高の差が良く分かります。
河川敷の植樹地(写真⑥)を見ると松木川の水量が少ないことがわかります。太平洋側は乾燥が続き山火事も発生しています。恵みの雪は森と人間を含む生き物たちに潤いを与えてくれます。
動くことが出来ない木々たちは、互いに我慢しながら厳しい冬を乗り越えようと共生(写真⑦)していることが良く分かります。春になると固い蕾が一気に広がることでしょう。2009年の植樹地「民集の杜西」のコブシには雪の白い花(写真⑧)が咲いていました。
昼頃になると陽が射し、森びと広場の桜の木にホオジロ(写真⑨)がやってきました。昨年夏、ここ「松木郷」で生まれたホオジロが顔を見せに来たのかと思うと寒さも吹き飛ぶ観察となりました。

